バングラデシュ、労働環境の安全性の向上を強調

バングラデシュ、労働環境の安全性の向上を強調

バングラデシュは13日、EU内で初めて開催される予定のバングラデシュ共同事業協議会において、ラナ・プラザ崩落事故以降、国内アパレル産業でどのように労働環境の安全性の向上が図られてきたかを発表する。

「ヨーロッパの顧客は、バングラデシュ火災・建物安全組合(The ACCORD*1)、バングラデシュ労働者安全組合(ALLIANCE*2)、及びバングラデシュ政府による工場査察後の労働条件について知りたがっています。我々は、労働環境の安全性の向上を説明する予定です」と商業省上級秘書官のヘーダエートゥラ・アル・マムーン氏は述べる。

3つの関連機関(The ACCORD、ALLIANCE、そしてバングラデシュ政府によるナショナル・アクション・プラン)は、建屋構造、電気・火災の安全性の欠陥調査のため、3,800の工場査察を既に完了している。

The ACCORDはヨーロッパの200小売業者のプラットフォームを中心に約1,600の工場の検査を行った。ALLIANCEは北米の27の小売業者による700の工場を、ナショナル・アクション・プランはその他1,549工場をそれぞれ検査済みだ。

検査によって、37の工場が完全に閉鎖され、40におよぶ建物の構造的な欠陥が発見された。

バングラデシュは、ラナ・プラザ崩落事故を受けて、2013年7月にEUが国際労働機関(ILO)とコミットした、EUサステナビリティ・コンパクト*3に署名している。

現在バングラデシュは、このコンパクトの定める条件をほぼ満たしている。

マムーン秘書官は、「バングラデシュとヨーロッパ諸国の官民双方が、互いの貿易に関わる問題と展望を議論するために、今回の協議会は非常に重要である」と語っている。

双方の代表はまた、二国間貿易を阻んできた障害について議論する。

「EUは、我々にとって最も重要な貿易相手国である」とマムーン秘書官は付け加える。

バングラデシュ商業省のデータによると、2014〜15年度のバングラデシュからEUへの輸出の実に90%は衣料品であり、総輸出額は17.04億ドルにも及んだ。

協議会は、ダッカの事務局で開催される。バングラデシュ側の代表はトファル・アハメッド商務相、EU側の代表は駐バングラデシュ大使館のピエール・マヤウドゥン大使だ。両者はそれぞれの立場から、会議をリードする。

コマース長官によると、28ヶ国の欧州諸国から海外直接投資を誘致することは今回の会議のもう一つの目標であるという。

マムーン秘書官は、バングラデシュ政府は既に、国内外の投資家のために約40地区を開発しており、ヨーロッパの起業家が経済特区に投資する環境が整いつつあるとアピールしている。

バングラデシュ縫製品製造業・輸出業協会(BGMEA)、バングラデシュニット製品製造業・輸出業協会(BKMEA)、バングラデシュ商工会議所連合会(FBCCI)、ダッカ商工産業、及びチッタゴン商工会議所の各代表も、会議に出席する。

25のメンバーで構成された評議会には、在バングラデシュの8ヶ国のEU大使館関係者を含む、異なる組織の代表者が含まれ、関税の課税・非課税をめぐる解決策について議論を行う予定である。


*1 The ACCORD……The Accord on Fire and Building Safety in Bangladesh / バングラデシュ火災・建物安全組合。2013年5月15日設立。[公式サイト]
*2 ALLIANCE……The Alliance for Bangladesh Worker Safety / バングラデシュ労働者安全協会。[公式サイト]
*3 サステナビリティ・コンパクト……The EU Sustainability Compact [全文]

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