米国裁判所、ラナ・プラザ崩落事故の被害男性の訴訟を退ける

米国裁判所、ラナ・プラザ崩落事故の被害男性の訴訟を退ける

アメリカ・デラウェア州の裁判所は、2013年に1,100人を超える人々が死亡したバングラデシュのラナ・プラザ崩落事故後、アメリカのアパレル小売企業3社に対して起こされていた訴訟を退けた。

事故で妻を亡くし、労働者として自らも負傷したこの原告男性は昨年、ウォルマート、JCペニー*1、チルドレンズプレイス*2の大手アパレル企業に対して訴訟を行い、ラナ・プラザビルでの安全な作業環境を、3社が確保することができなかった、と主張していた。

裁判官は、適用可能なバングラデシュ住民の法律の有効期限が失効した後、訴訟が起こされたことを指摘し、今週原告と合意。「3社が直接縫製工場に雇用された労働者に対してではなく、小売業者への注意義務を負っていたという原告側の主張は、立証が叶わなかった」と今回の判決について説明した。

*1 J. C. Penney / J.C.ペニー……アメリカ発の大手デパートメントストアチェーン。1902年創業の老舗企業で、シアーズ、ウォルマート等と並ぶアメリカの代表的なゼネラルマーチャンダイズストア。
*2 The Children’s Place / チルドレンズプレイス……アメリカ発の、リーズナブルな子供服に特化した、アパレルファストブランド。1989年設立。

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