ボロ稲の予想収穫量、上々の見込み

ボロ稲の予想収穫量、上々の見込み

バングラデシュでは現在、ボロ稲*の収穫作業が最盛期を迎えている。稲作農家の多くは、コメの取引価格に期待を寄せている。

この期待は、仲介業者や製粉業者に対するものではなく、栽培者から直接穀米を買い取ると定めたバングラデシュ政府に対するものだ。

ボロ稲は昨年48万ヘクタールの水田で栽培されたが、米の取引価格の低下により、今年46.85万ヘクタールに縮小した。また、収穫初期に起こった北東部の洪水被害では、収穫作物に被害があった。

しかしながら農業従事者の多くは、今年のボロ稲予想収穫量を1,900万トン程度と予想している。その場合、バングラデシュ国内全体の本年度のコメの生産高は、前年度と同じくらいの3,470万トン前後になるだろう。

バングラデシュの米作は三期作(地域によって異なる)であり、ボロ稲は国内のコメ生産量のうち最も大きなシェアを占めている。雨期前半はアウス稲、雨季後半はアマン稲を栽培する。

国のほとんどの部分の農夫は、よりよい価格のためにこの季節を取ってくることの高い希望によってボロ族もみを収穫し始めた。

*ボロ……陸稲おかぼの一種。南西アジア一帯では、栽培時期によって名称が異なり、雨季に栽培する晩生種はアマン(aman/冬米)、早生種はアウス(aus/秋米)、そして乾季に栽培するイネをボロ(boro/夏米)と呼ぶ。冬イネとも呼ばれ、冬の間の長日条件でも開花できる。栽培期間が長いため個体が大きくなり、収量が高い。一方、夏に栽培すると洪水の時期にあたってしまい、適応できないため栽培の期間は相応に限定される。

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