送金流入が再び回復

バングラデシュ銀行(BB)によれば、最近数ヶ月間低迷していた海外からの送金が、5月に入ってから19日間で、前年同期比1億1,576万ドル増となる8億777万ドルとなった。なお前月19日までのBB集計では6億9200万ドルであった。BBの主席広報担当であるスバンカ・シャー氏は「最近の送金の流れは徐々に増加しており、この傾向は今後数ヶ月にわたって続く可能性が高い」とBBSに語った。
 BBによると、2017年1月の送金額は10億947万ドル、同2月は9億4,075万ドルだったが、3月は10億7,752万ドル、4月は10億9,264万ドルと3月以降緩やかに増加している。これは非公式チャネルによる送金に対しての政府およびバングラデシュ銀行、モバイルバンキングの措置が効果を出しているようだ。
 「送金流入が好調に転じているのは良い兆候だ」と中央銀行のエグゼクティブ・ディレクター、シャー氏は語った。一部の出稼ぎ労働者がモバイルバンキングを含む非公式チャンネルを使って家に送金しており、その上、バングラディシュの出稼ぎ労働者の多くが働く中東諸国の収入はドル安と原油価格の低迷によって打撃を受けているため、バングラデシュへの送金流入が低迷していたからだ。
 BBの2つの調査チームは、3月にサウジアラビア、シンガポール、マレーシアを訪問し、送金流入の減少傾向の理由を調べた。この結果、手続きの簡素化や手続き上のコストの削減など、さまざまな理由により、非公式のチャネルを使って送金を行っていることがわかった。また「送金の流入の減少に対して、モバイルバンキングだけで50%を占めていると思われる」と同チームは分析している。
 シャー氏によると、BBはバングラデシュの在外公館に対して、送金流入低迷の原因の一つと考えられる bKashやRocket agentsなどの電子マネー等による非公式チャネルでの送金活動をやめさせる指示を出している。同氏はまた、モバイルバンキング事業者が、違法代理店を停止させる弁護士を任命しているとも述べている。
 シャー氏は、違法労働者が正式なチャンネルを通じて彼らのお金を家に送金することはできない、と述べる一方、バングラデシュ政府は、同国の経済にとってセクターの活力を高めるための送金手順を緩和する計画を立てているとも述べた。
引用:Observer Online Desk
Sunday, 28 May, 2017

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